土曜日, 12月 31, 2005

2005年

2005年も今日で最後です。

今年1年、「All the Cartridges」を御覧いただいた方、相互リンクしていただいた方、掲示板やカートリッジ音質評価に投稿いただいた方々ありがとうございました。また来年も「All the Cartridges」をよろしくお願いいたします。

来年は、カートリッジの情報をよりいっそう充実させると共に、「フォノモーター」と「トーンアーム」のページもつくっていきたいと考えています。

というわけで、最近手に入れたフォノモーター SONY TTS-4000の写真を載せておきます。左の写真です。
35年程前の製品という以外スペックも何も分かりません。音出しもまだできない状態です。ただ作りがかなりしっかりしておりそれほど悪いものでもないだろうと少し期待ています。 裏のカバーもアルミダイキャストで肉厚もかなりあり、手に持つとずっしりとした手ごたえです。実測9.8kgありました。ケースなども自作しなければならない手間もありますがそれはそれで楽しみなことです。

ネットで検索したところ右の2つの写真が見つかりました。
スペックなどご存知の方はご連絡ください。 よろしくお願いします。


それでは、皆様また来年、良いお年をお迎えください。

日曜日, 11月 06, 2005

トライガード

こちらのページ(Sinoさんのホームページ http://kobe.cool.ne.jp/sinotec/condensa/condensa.html)にトライガードの使用法が書いてある。トライガードというのはこういうもの(トライアソシエイツ http://www.kimuramusen.co.jp/html/trigurd.htm)である。

ちょとまねをしてみた。
取り敢えず手元には導電性塗料(http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=guitar_valley&f=&u=guitar_valley&tp=&alocale=0jp&mode=1)があるのでCSチューナーの電源部のコンデンサーに貼ってみた。
コンデンサーの被覆は剥がさずに先ず

①絶縁用にコピー紙に両面テープを貼ったものを巻く。
②導電性塗料を塗ったコピー紙を貼る。
③絶縁用にコピー紙に両面テープを貼ったものを巻く。

さっそく試聴。

すんごい効果!残響音が消え行くまで実に明瞭に聴こえるようになりました。

でもって今日のわが家の音質順位

1位:CSチューナー(対策済み)
2位:CDプレーヤー(未対策)
3位:アナログプレーヤー(未対策)

なんともなさけない結果になってしまいました。
アナログプレーヤーが1位になるまでがんばります。


火曜日, 10月 18, 2005

導電性塗料

あまりにも 長い間日記を書いていなかった。これでは日記ではなく月記になってしまう。
という訳でVictorのTT-71に手を入れたときのことを書いておく。

                           
 左の写真はコピー用紙に導電性塗料を塗ったところ。ある程度は厚めに塗っておいた方が効果は大きい。ただ塗りすぎると乾いてからひび割れて剥れたりすることもあるのでほどほどに。紙の裏には両面テープがびっしりと隙間無く貼り付けてある。

これを貼る場所の大きさにに合わせて切っては貼り、切っては貼りをひたすら繰り返す。狭いところや複雑な形のところに貼るにはかなりの根気が必要である。

私などは性格的にそんなところには初めから貼らない。できる限り大きく広いところから貼っていき、紙が無くなったのをいいことにしてさっさと終了する。
冗談ですう。


右の写真はターンテーブルをはずして平らな部分にできる限り貼ってみたところ。こういう所は割合簡単に片付く。

直接塗るのではなく紙に塗ってから貼り付けるのは、もし出てきた音が気にいらないときも剥がしてしまえば元にもどせる。(今まで気に入らなかったことは無いが)

もうひとつの理由は、直接塗ると乾いてから剥れる恐れが大きく、導電性ゆえコワイから。ここは裏のパーツのところに次いで効果有り。音のなめらかさが増す。







これは裏の写真。中央がモーターのアルミカバー。ここに塗ったときはかなり効果があった。外周部にはパテを埋めてから導電性塗料を塗った。パテの上だけには紙を貼らずに直接塗ってしまった。これでもフレーム?の補強になるのではないか?

写真の黒いところはほぼ導電性塗料の色と思ってもいい。もとはアルミ地のシルバーであったところ。

写真にはないが、このモーター部の金属製の黒いカバーにも裏表両面に導電性塗料を塗った。

ここまで全て塗り終えると音質的には2ランクぐらいは上がっているのではないだろうか?いい加減な表現だが個人的な印象。歪感のない自然な音に近づく。




水曜日, 9月 07, 2005

SPコード

ようやくSPコード6m 2本が完成した。 いったい何日かかったのか忘れてしまった。 先ず2本づつくっついたものを1本にばらしてやってから導電性塗料をしっかりと塗る。 できた4本の6mのコードを十文字に編み上げて、さらに上から導電性塗料を塗る。 計4回は塗った。 網目の隙間に塗料が固まってこってりと付いている。 コードを無理に曲げたりすると乾いた塗料がぽろぽろとはがれ落ちてしまう。

塗料の剥落防止と編んだコードをしっかりと引き締めてやるために、上からスミチューブ(太さ15mm)を被せた。 こいつはドライヤーで熱風を送ってやってもなかなか収縮してくれない。 結局ガスコンロであぶってやっと縮んだ。  スミチューブの上からもう一度導電性塗料を薄めに塗っておく。  塗料1瓶をほとんど使い切ってしまった。  

スピーカーとパワーアンプ間にこいつを接続して驚いた! 400Bが今までとは全く違う鳴り方をした。  ちょっとどころの違いじゃない。 20cmフルレンジ1発とは思えないようなどっしりと深く、静かに、そしてなめらかに鳴り出した。 聴いていてほんとに心地よい。 手を掛けただけのことはあった。  今まで作ったSPコードの中でもダントツ1位の出来である。

費用は

①50円/mのコード 48m分で2400円
②スミチューブ(15mm)12mで3480円(送料390円)
③導電性塗料2900円(送料込み)

1万円でおつりがきますが?  高いですか?  作った者としては、その手間の掛かること。 特に編み上げていくのが大変。 数回編んでは、後ろの方が絡みだす。 解いてやってからまた編み始める、それの繰り返しはけっこう疲れる。  

一気に作らないこと。 これ以外と大事。




月曜日, 9月 05, 2005

ブラックスーナー

 以前からちょっと気になっていたブラックスーナー6mm(写真右側)のケーブルを買ってみた。  50cmで5000円。  左のベルデン8412に比べると細くて頼りない感じがする。  8412には毎度おなじみの導電性塗料がタップリ塗ってあり、音質的にはピラミッドバランス、低音はどっしりと分厚く高音は歪感なくすっ~と伸びている。  いままで特に不満もなく聴いていたのだが、ブラックスーナーも一度試してみたかった。 わかるでしょ、この気持ち。 

 CSチューナーとプリアンプ間に接続して一晩のエージング後聴いてみたところこれがなかなかよろしい。 情報量は8412改と同等、これにプラスしてスーナーのほうがやや中高音が滑らかな印象。  ほんの僅かの差であるから、8412改のレベルが高いとも言えるしノーマルのスーナーもなかなかハイレベルなケーブルともいえる。 

 そしてまた塗ってしまった。 もう少し聴き込んでからの方が良いのだろうが、我慢できずにスーナーに導電性塗料をこってりと塗ってやった。 おかげで指先が真っ黒になってしまった。 いままでこいつを塗って悪い音いやな音が出たためしがない。  塗料が完全に乾くのも待てずに接続して試聴開始!

 ミュージックバードのジャズを聴いてみると、先ほどはやや滑らかになったと感じたのだが、今度は骨格感が少しでてきたように感じた。 とはいってもこれはごく僅かな変化である。 スピーカーはここのところずっと400Bで聴いているのだが、ユニットの駆動力が少し増したよう。 低音が締まったのかな? なにもかも少し少しばかりだが、ほんとに少しの変化なのだから仕様が無い。 取り敢えず良い方向へ変化したので満足。 ジャズ向きと書いてあったが、わたしには特に音楽のどの分野に向いているとかは感じなかった。  

 

金曜日, 8月 12, 2005

ALTEC400B

 ALTEC 400B というユニットを手に入れた。

 ネットで検索して、いろいろと調べてはみたが、20cmフルレンジ、アルニコという以外何もわからない。 ではなぜこの鍋のようなかたちをした400Bを買ったかというと、以前どこかのホームページでこの400Bのすばらしい音質について書かれた記事が忘れられなかったから。 ただこのページどこにあるのかいまだに見つけられないでいる。 ご存知の方は是非教えていただきたい。

 あまりにもあやふやな記憶だが、そこには、 「低音から高音まで過不足なく再生してくれ、低音など何処かにウーハーが隠してあるのではないかと思うひともいるぐらい」 だと、、、、「お店(喫茶店?)でモノラルで使用」 されているということ、、、、残念ながら、この程度の記憶しかない。 このページを見たのは半年ぐらい前か?それとも去年のことかそれすらわからない。 今まで何度も探してはみたのだが全く見つけることができなかった。 知りたいのはどのような箱(板?)に入れて鳴らしているのかということ。 これが知りたい。

 知りたいと言いながら、実はユニットのスペックも何も分からないままバックロードホーンを注文してしまった。 ちょっとヤバイ。 20cm用のかなりデカイやつを。 今週末には届く予定。 昨夜、箱が届くのを待てずに裸で小音量で鳴らして聴いていた。 聴くと特にどうといったことのない、いかにもフルレンジらしい音がでた。 今更ながらエージングもないだろう。 こんな音か? いやいや長い間鳴らされずにいたのだろう、まだ寝ぼけているに違いない。 時間ほど聴いて

いると、アンプも暖まってきたのか、けっこうきめ細かい音がでだした。 顔を2つのユニットの間にもっていきヘッドホンの様にして聴くと低音もしっかりでているではないか。 よしよしこの調子!! 早く目覚めろ!

 あとは箱に入れて聴くだけ。 もう暫くの辛抱。 週末が楽しみでいまからワクワクしている。

 ところでこの400Bの周波数特性や能率などのスペックをどなたか、ご存知ないですか? 教えてください。 400Bを使っておられる方のアドバイス特にありがたいです。 今日はほんとに教えて君ばかりで申し訳ない。 でも知りたい!

月曜日, 8月 01, 2005

カートリッジの音質専用の掲示板をつくりました。 

 いままでの掲示板と共用すると読みづらいのではないかと思ったからです。  All the Cartrigesを見に来て頂いた方に、ご自分で使ったことのあるカートリッジの音質評価をしていただいて、わたしがそれぞれのカートリッジデータの下に貼り付けるといった作業をつづけていけば、単なるスペックを記入しただけのホームページより遥かに役に立つものになるのではないでしょうか? 自分の好みに合わないカートリッジを買ってしまったということも避けられるし。

 もちろん私が全てのカートリッジを買って、音質評価を書いていけばいいのですが、まず経済的に無理! それに好みだってあります。

 音質評価といってもあまりむつかしく考えずに、また使用機器の組み合わせ次第で音は変わってしまうものですから、自分の場合はこうだったよ、、、サックスの音は最高! ボーカルにはこれが1番いい・・・とか1行程度の簡単な評価でけっこうです。 

 個人的な嗜好たっぷりの評価であってもかまわないとおもいます。 あくまで趣味の世界ですから記事を読む人も多少は割り引いて読んでください。 良い評価ばかりでなく、こういう楽器の音は苦手だという評価でもかまいません。 ただあまりにもあるひとつの製品を貶めるような書き込みは採用しないつもりです。 良識の範囲内でお願いします。

 ここのところ毎日カートリッジの写真を見続けていると、その容や素材の質感の良さに惚れ惚れとしてくるものがあります。  音なんか出なくっても眺めているだけで満足しそうな自分が、ちょっとアブナイのではないかと思いはじめています。  しかし高度な技術をもった人間が丹念につくりあげた製品にはひとを惹きつける力があります。 あまりにもモノに拘るのもどうかともおもいますが、これはこれで楽しい世界ですよね。

 

水曜日, 7月 20, 2005

ドータイト XC12 カーボン系導電性塗料

これが「ドータイト XC12 カーボン系導電性塗料」というやつです。 Yahoo!オークションで手に入れました。 
左の容器が300cc容器、右がその倍の量を注文した時におくられてきた容器です。 そのままだと濃くて使いにくいのでシンナーで薄めて使っています。 かなりの機器に使ったのですが、まだまだ使い切れずにたっぷり残っています。 

お勧めの使い方は、
①SPコードのビニール?被覆に塗る ⇒ 安物のSPコードでも癖の無い自然な音になる。 低音豊かな音になる。 高音が歪の無い澄んだ音になる。

②アンプ内部の鉄板や天板、底板に塗る ⇒ 上に同じ。

③接続ケーブルに塗る ⇒ 上に同じ。

CDプレーヤーに塗ると音飛びしたり、読み取り不能になったりすることがありますので注意してください。 また導電性ということですから使う場所には十分注意して、あくまで自己責任で使ってください。  

使い方を間違えば大切なオーディオ機器を壊すことにもなりかねませんので自作したことの無いひとや、アンプの中を見たこともないというひとは止めておいたほうがいいかもしれません。

このほかにフォノカートリッジのボディが樹脂製であればシェルに接する面以外のところに塗ると同様の効果が得られます。 SUMIKOのPearlの樹脂部分に塗って使っていますが、かなり音質のグレードアップになりました。  ほかにシェルリード線(金属部分に塗らないように)にも塗っています。

ずいぶん昔のことになりますが、NECのA-700というアンプ内部に使ったところスピーカーから音がでているというのではなく、目の前の空間で実際に演奏しているような音になりました。 (そのころ使っていたのはビクターから発売されていた「導電性塗料スーパーブラック」というもので小さなクスリビンの大きさで3,000円ぐらい。 高いっ!!)  アンプのボリュームを上げていってもただ音が大きくなるだけで全くうるさいとは感じませんでした。 聴いている時間帯による音質の変化もよく分かるようになり、 深夜3時~4時頃が一番音が良かったのを憶えています。 ヘッドホンでクラッシクのCDなど聴いていると自分の斜めうしろから咳払いが聴こえてギョっとして振返ったたことが何度もありました。 

ただしこの改造アンプは3年ほどで低音スカスカの音になってしまいましたのでくれぐれも導電性塗料の使用は自己責任でお願いします。

日曜日, 6月 26, 2005

はじめに

All the cartridges のオーディオ日記をBlogではじめました。 アナログプレーヤーで使うカートリッジの情報を載せています。(http://cartridges-navi.com/cartridgesindex.html) こちらの方がより多くの人に読んでもらえそうなので? 現在はまだまだ制作中でリンクしていないページが多くて申し訳ありません。 少しずつ更新していきますので今後とも宜しくお願いします。 カートリッジってなかなか面白いですよね? アームに付け替えるだけで結構簡単に音が変わります。 CDプレーヤーでは味わえないアナログの特権?です。  いま使っているのはSUMIKOPEARLというカートリッジです。 高価なものではないのでレコードの音溝に入っている情報をすべて拾い出すというわけにはいきませんが、クセのない素直な表現が聞きやすくて気に入っています。 ただジャズを聴くにはもう少し図太い低音とシンバルの高音がもっと出てほしいので改造しました。 「ドータイトXC12カーボン系導電性塗料」ってしってますか? 帯電防止剤とでもいいますか、オーディオ万能薬!!です。 20年以上前にビクターから、「スーパーブラック」という名で同じような帯電防止剤が発売されていましたのでご存知の方もおられるでしょう。 PEARLのボディの樹脂部分に塗ってみました。 低音が以前より分厚く高音は澄みきった音になりました。 カートリッジ用のリード線にも塗っています。 これだけでもかなりのグレードアップになりました。  万能薬と書いたのは、他にもSPケーブルやシャシーなどに塗っても劇的な効果があります。 音質にこだわりのある方はぜひ一度試してください。 Yahooオークションで探せば見つかります。 
SUMIKOには他にもBlue Poit Special EVO.3やCelebrationなど聴いてみたいカートリッジがあります。  特にCelebrationはあの寺島靖国氏も試聴してかなり気に入っていたようです。